のんたんの独りゴト

丹野恵美子のブログです。フルートを吹いたり料理作ったりどっかいったりしている記録と、ごまめの歯ぎしりの記録です。

台風が来そうなので砥石を研ぐ

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こんな天気で強風が吹いていたと思ったら、台風がそろそろ来ますね。都内は雨が降ったり止んだりです。

今日は人生初の砥石を研ぐ日でした。そもそも砥石を買う事さえ今までなかったのに、料理をすると包丁を使う、切れない、ちゃんとした砥石がないと結局切れない、砥石を買う、使う、摩耗する、歪みが出てきてうまく研げなくなる←さっきまでここ。だったんだけど、調べてみると砥石を研ぐための道具もあったみたいなんだけど、買い物ついでにでは見つからなくて、ヤスリを買ってきて汗だくで研ぎましたよ、というお話。

60→120→240→400→1000までやってみたんだけど、まぁこの反復作業って言ったら汗だくになるしかなかったよ。「道具の手入れのための道具を手入れする」って言うことをする人生、うん、悪くないねぇ、良い経験になったし、単純作業ってなんかすっきりするところあるよね。結婚は永久就職というけれど、その本質がやっとわかってきた今日この頃。衣食住の本質的な手入れって案外手間がかかる。

ふとそんな中思い出したことがあるんだけど、東京に上京してきて1番最初に思った事は、水とご飯の不味さでした。ラーメンなんか食べられない、寿司も生臭い、なのに値段は高い、の戸惑いばかりで自炊なんて絶対無理だわって思ってて、コンビニのご飯が1番マシだと思っていたなぁ、と。ご飯代が高く付くのも半ば諦めに近かった若い頃。

そして光化学スモッグ警報が出ることだって昼間に家に居ないとわからなかったことで、今まで外(仕事)に出ていると、そんなの聞こえないわけですよ。だから、最初はびっくりしてなんか怖っ。ってなってたし、けど、関東に住んでいる人は学生時代からそれを聞いているから当たり前のことだったり。ブラキストン線を越えると生物形態(人間も含めた)が違うとよくわかるのは、東京に長く住んでいるからだなぁと思う。実はちょうど、苫小牧にいた時と東京にいる時が同じくらいになるんです。最初は建物しかなくて、何があるのかさっぱりわからなかったけど、住んでみると色んなものが見えて来る。仕事の仕方や文化も暗黙の了解も全然違ってどちらが好きか、どちらが楽か、どちらが生きやすいか、ちゃんとわかるようになった事は良かったなぁと本当に思う。