のんたんの独りゴト

丹野恵美子のブログです。フルートを吹いたり料理作ったりどっかいったりしている記録と、ごまめの歯ぎしりの記録です。

観察の難しさ

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最近よく思うけど、体の調子を自分で知るってすごく難しい。私の場合は大きな波と小さな波が沢山あるので、その揺れを出来るだけ小さく収めることが超ポイントになる。小さな波の取りこぼしがあると、不調の原因がわからなくなるため、原因を見つける作業も必要だ。建物で言うところの固有振動と共振動を出来るだけ抑える事を考えるのだ。

日々、色々振り回されていると、自分の体調なんて大概後回しになってしまうのが普通で、普段の自分がどんな風になっているかなんて、もはや麻痺状態。1つの不調が他の不調を呼ぶという、芋づる式になってしまうが、短期スパンで治せるものしか治せない、なーんてことになりがちだ。

規則正しい生活、とよく言われるが、それを1番犠牲にしてやって来たようなところもあり、いざ規則正しい生活に戻そうとすると、実は自分にはスキルが大幅に足りないことを思い知らされるのだ。

実家での生活を思い出したり、細々と時間をかけて調べたりするが、1番キツイのは、大体の方針を決めて、軌道修正をかけ始めている時なのである。いつでも前の生活に戻れるチャンスがある状態で生活習慣を変えるためには、それなりの意志が必要になるので、ただの単純なモチベーションだけではどうにもならない時もある。

しばらく苦労していたのは、食事の献立と睡眠をちゃんととることだが、これだって沢山の小さな波に左右されがちな習慣でもあるのだ。

で、私は2ヶ月前に本当にモチベーションが落ちた時に困らないように、自分用のエプロンを購入したのだ。学生時代に買うような雑貨屋さんの可愛いエプロンじゃなくて、実用的で使いやすいそれなりにいい値段がするエプロン。たかがエプロン、されどエプロン。まず、台所仕事をする時に服が濡れないので不快感が少なくなる。制服やスーツと同じ位置付けで家事をする時にだけエプロンをすれば見えない家事も見えやすくなり、周りにもわかりやすい。エプロンに相応しい服装になるので生活にメリハリが出るし、外出も億劫になりにくい。

そしてその後、包丁を頂きもののちゃんとした包丁に変えた。面倒だな、とかへこたれそうになっても、その人の顔を思い出して、自分を律する気持ちになるからだ。

そしてやって来たことを可能な限り記録すること。レシピについては、新しくレシピ集に随時入力する。これが案外面倒。特別なものではなくて、普段の生活で無理なく使えるレシピや、体の不調のときに必要な食材や調理法のバリエーションを増やすためだ。自分ではそれなりに料理もやって来てたんだけど、献立となると話は別なのだ。1日、1週間、1ヶ月それぞれのトータルとかかる金額の調整、季節によって必要な食材、旬なもの、そして量など考え始めると無限過ぎて、落とし所を毎度決める必要がある。

とまぁ、そんな感じで食生活や睡眠に関して人生の中で(これでも)1番こだわっている現在であるが、それとは別に同時進行していることもあり、これがまた長期のスパンのことばかり。

もちろん私にもたまには達成感が欲しい!と思うこともあるが、最初に言った通り、短期のスパンで出来ることは高々知れていて、もう少し言うと、長期で取り組む内容にこそ、自分の人生における大きな課題や問題が含まれていると私は思っているので、もはや焦ったり短期で解決できるスキルだけがいいものだとは思わなくなってしまった。歳をとったと言うことなのかもしれない。まずはこの5年くらいかけてじっくりやろうと腹を据えたのである。

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