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入らない気合を入れ直す時は、毎度スイッチが入る方法が違うので色々試してみるのだけど、今回は傷だらけの眼鏡や服を新調したり、アイシャドウの色を変えてみたり折れた髪留めを家用とよそ行き用を準備してみたりしているうちに、あ、なんか私今回これでモチベーション上がったっぽい、うーん、なんだかご機嫌で気分上がってきていい感じ！
てな感じで歩いていたら、真っ昼間の新宿でウン年ぶりにナンパされたわ。あーあ、もし10年前だったら、あら、私って今日ちょっといい感じなのかも？なんて相手のことはさておき、ちょっと脱線した気持ちになるかも知れないが、現在私は36歳で、生活習慣総振り返り中、しかも減量中の身、である為ナンパされる要素が実際には一切ないのだ。なので肩を叩かれて一体何事かと思ったし振り返るべきか迷ったし、遊ばない？と言われた時に、あっらー、なりふり構わず誰でもいいとかマジないよー、悲しいことだよー。という気持ちが凝縮された「いやだ」だったわ。我ながら大人気ないとは思うけど、無理もないのでごめんなさい。
ところで、インフルエンザの予防接種を受けてきた。私達の世代はインフルエンザの集団接種はなかったので、必要性も知識もなんとなくしかない。仕事で忙しかったら尚更行くタイミングもないのだ。どこかのタイミング、がちょうど合わさって今になったので、医師のアドバイスもあり、早目に受けるのがいいだろうという結論だ。丁度土日もあるから、体調管理もしやすそうかな。物心ついてから初めて自主的に予防接種に行ったので、当たり前の人たちには当たり前のことも、私にはドッキドキだった。注射は皮内注射、皮下注射、筋肉注射、静脈注射の4種類あるが、現在の日本ではインフルエンザの予防接種は皮下注射のようだ。注射をする位置は利き手と逆の二の腕で、自分では見えないから血液検査より衝撃が少なかった。私はどこへ行ってもいちいち緊張するから、深呼吸するよう声をかけられて呼吸に集中しているうちにすぐ終了だった。今日は無理しないように、ってことでだらーんとしている。さっき急にカーッと熱くなったので注射した場所を見たら、うぉお、腫れてるやんけ！これが予防接種なのか。インフルちゃん、こんにちは。今多分、体内でご対面の最中かな？どうなるのかわからないからまだドキドキするけど、経過を観察できる時間を取れることは恵まれているだろう。
