のんたんの独りゴト

丹野恵美子のブログです。フルートを吹いたり料理作ったりどっかいったりしている記録と、ごまめの歯ぎしりの記録です。

困りましたね、の向こう側は難題

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初対面や二度目ましての同業の方に言われる最初の一言で若い頃は目が点になることはよくあったが、最近で1番びっくりしたのは、君目立たないね。という一言である。えぇ、そうですね、調和は大切な一つの要素です。私の努力を褒めてくださってありがとうございます。

ただ、私はこの状況と考えようによっては沢山の受け取り方がある言葉をみんなの前でいう事象には参った。わかる人にしかわからないことを言う時は言葉の選び方は非常に難しいのだ。半分ありがとう、半分あちゃーなのだ。裏返すと普段自分が過ごしている環境が良いと言うことでもあるので、まさにこれは自分の実力ではなく、お師匠さんたちが授けてくださった運だなぁと思ったりもする。

ちなみに、実力主義権威主義の悪いところだけ切り取られたような状況に似ているし、そこに遭遇することは業界系の外出では日常茶飯事だから受け取る側も勘違いしやすい。想像力と言うのは人によって得意な分野も違うし、あくまでもファンタジーであるので、たまにパラノイアから戻ってこられない人達を見たり直接関わった時にこうなってはいけないなと思う場面は多いのである。だから自分はアドレナリンが出ないと生きていけない人生を選ばない、という選択をする、それだけのことだ。若いうちに沢山の痛手を食らってそれなりに色々と犠牲を払いながら、どうすればパラノイアに行き切っても戻って来ることが出来るのか試行錯誤し、自分のやり方を見つける事は、恐らく芸術家の常であろうし、私は行き切って戻ってこれない人生は自分にとって幸せではないなと判断して今がある。だから、そんな場面に遭遇すると、あなたは若い頃に試行錯誤した結果、そちらをお選びになり、ご自身と周りの方を幸せに出来るならそれは素晴らしいことですね、と思う程度の話である。

問題は、年を食ったらそういう場面に出くわすことが少なくなると予想していたのだが、どうやら違うようである。えーっとごめんなさい、ちょっと考えさせてください、まず私は大学生じゃないよね?うん、大学生じゃない。じゃあ、それは個性ですか?お師匠さんの教えですか?ご自身の世界観でウィットで目立つということなのでしょうか?それとも芸術家プロレスでしょうか?それともまさかとは思いますがマウントでしょうか?ごめんなさい、さっぱりわかりません。期待には応えられませんのでお弟子さんとやってくださいませ、と思いながら時には手を叩いて爆笑し、時には目を伏せ、時には無言で見つめ、時には口撃をする。よっぽどの時はダブルコンボを使う。まともに話せない人と会話する時の常套手段と普段のテンションが似ているから自分でもややこしい。

それはさておき、若い頃は失敗も暗黒歴史も沢山あるだろうが、ある程度年を重ねたら、自分が若い頃にお師匠さんがかけてくれた言葉が一体何を伝えたかったかはわかるくらいの頭は兼ね備えているはずであろう。なので、そういう業界無理難題系のお話はそれこそ大御所同士でお願いしたいと思う。それは甘えなのだろうか?じゃなかったら結局、これだけ封建社会なのに年も社会的地位も関係ないっていうパラドックスになっちゃうじゃん。もちろん、あくまで私のフィルターを通してですがね。ここまで考えて、トリックスターという役割を買ってくれている可能性も考慮し親切心に感謝しながら、まずは自分のことをちゃんと考えたり人に親切にしたり、周りの人達を幸せにすることに自分の時間を費やそうと私は思うのだ。フルートを吹くために周りを不幸にすることを私は望まないので、結果的にはこの話題に関して、そうですね、困りましたね、という話になってしまうあたりがちょっぴり寂しいなとは思う。私は所詮凡人であるから、これだけ言っても生意気でもなんでもないし、誰も気にしないところが凡人サイコーの理由。ただ、若い子でアドレナリン大量放出生活を望まない子たちを見守ることと、戻り方の説明を求められた時にブレーキ役でいられるくらいは出来るかなとは思うけど、そんな仕事まじでない方がいいし、発生させないで欲しいとは側から思うよ。

朝ごはん

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今日はお弁当作ったが写真を忘れる。晩ごはんは外食。まじで眠たくてやる気がない日。頂き物のお菓子と頂き物のお茶で幸せに囲まれホッと時間。

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