のんたんの独りゴト

丹野恵美子のブログです。フルートを吹いたり料理作ったりどっかいったりしている記録と、ごまめの歯ぎしりの記録です。

金先生の追悼演奏会

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追悼って言葉が苦手で、、、

金先生の葬儀に出席して先生にちゃんとお礼も言って、お花も入れて、ちゃんとお別れをしたつもりで、でも心にぽっかり穴が空いたようで、とそんな状態でどんな気持ちで追悼演奏会に行けば良いものかと、、、

ただ主人から後悔しないように行きたいなら行きなね、と言われたので、1人で聴きに行ってきました。

アンサンブルオブトーキョーに出演したことはありませんが、学生時代は休日の朝にマネージャーでもある奥様から今からうち来れる?と朝っぱらから電話がかかって来て、製本のお手伝いなどをしていました。(私の時代は冷房がついていない寮で、朝起きたらシーツが汗で人型になっているレベルで夏は暑い寮でした。)ある日、寮のお風呂が壊れていて外出出来ない日があって、シャワーはうちで浴びれば良いじゃない、と朝起き抜けのまま先生のご自宅に伺いシャワーを貸してもらったと話したらみんながドン引きしていた出来事もあったり、オブトーキョーのゲスト、シルヴィアカレッドゥのアテンドをしたり、というか英語がわからないのに通訳もして、ご用係のようなこともやったり、(もはや全てがなんでか覚えてないけど、)本番の手伝いか何かでニコレにも会うことが出来たり、学生時代だったから自分が何やってるかもさっぱりわかっていなかったので、この謎展開についていくので精一杯の生活でしたが、とりあえず、言いたいのは、少しだけオブトーキョーには裏方としてご縁があったので、聴きに行こうと思ったのです。

でもやっぱり追悼っていう気持ちで聞くのはどうしても無理で、もう十分悲しんだから、これ以上悲しみたくなくて、と言う意味で追悼演奏会と名のつくものに行く気持ちに基本的になれない、という。(自分でも整理できていない文章であることは重々承知の上です。)

バッハもモーツァルトも、というかそもそも楽器の演奏も調和も、音の立ち上がりも。今までも人生の色んな答え合わせをして来たけれども、フルートやめるとか選択肢に入らないじゃん、先生の追悼というより先生が弟子たちにフルート続行を望む演奏会っていう題名の方がいいんじゃないかなと思ったくらい、色んな会話が出来た気がしました。

行って良かったです。