のんたんの独りゴト

丹野恵美子のブログです。フルートを吹いたり料理作ったりどっかいったりしている記録と、ごまめの歯ぎしりの記録です。

寒さと乾燥には豚汁

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普段していた弱めのメガネがなんだか合わなくて気持ち悪くて、ふた昔前の少し度が強いメガネを半年くらいしていたんだけどどっか行ってしまって困っていました。もうひと昔のメガネを引っ張り出して来て落ち着きました。なんなんだ?と自分に言いたい。

今日はごぼう抜きの豚汁。ごぼうはきんぴらに使おうと思っていたし、ささがきをやって水にさらす暇がなかったというのが正確なところ。

世にはどうやら音楽家は料理しない、みたいなイメージがあるらしいですが、むしろ逆で、体調管理と味覚、段取り、コミニュケーションなど含めても、料理は音楽家にとって必要なスキルなんじゃないかと私は思います。もちろんシェフを雇えるくらいの収入なら言わずもがなですが。作曲家の松下功先生は、まずケータリング、お腹が空いていると良い機嫌も悪くなる、海外から音楽家を呼んだ時には特にね。と仰っていたし、大学時代に金先生のお手伝いでフルーティストをエスコートした時、まずパン屋さんに行きたい、と言われたなぁ。

そんな私は高校の頃、クラシック音楽コンクールの全国大会で上京する前日の家庭科の調理実習で、自分の不注意で計量スプーンを鍋の近くに置いて、それを右手の親指と人差し指で触って火傷した失敗があります。保健室で氷水で冷やしながら泣きましたし、東京での伴奏者の方との合わせもリングキーを押さえられず、リングキーカバーをして合わせをしました。1人での上京でしたので食事も外食、スプーンが持てず食事もお風呂も時間がかかりましたが、せっかくのコンクールの機会で心配をかけたくないことと、ここまで来たのに上京を止められたらどうしようと軽いパニックになった私は、先生には火傷をしたことを黙って上京して演奏してきた記憶があります。今考えると、コンクールの結果についての考察をする先生のためには、話した方が良かったなぁと思います。私は私で、火傷を言い訳にしたくないという気持ちも少なからずあったので、当時の私は先生のことを考えるところまでの頭は回らなかったのが残念なところです。ちなみにその時に全国大会にいたのは芸大の先輩だったりして、今となってはいい思い出です。